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ペーパースクリーン版画とは、謄写版を工夫した特殊な技法を用い、インクを透す紙と透さない紙を使って版を作り、
一枚ずつゴムローラーで丁寧に刷り上げていきます。
版式は孔版画に属し、日本で生まれ育った現代版画です。また、PS版画と略される事もあります。
ダイヤモンドスクリーン(インクを透す紙)、グランド原紙(インクを透さない紙)、紙の刷り版、刷る紙
ゴムローラー、アートナイフ、ワックス、メンディングテープ、テープ、ハサミ、定規、灯油
ガーゼ、ゴム手袋、新聞紙、アイロン、乾燥台、筆記用具
ここでは、版画制作の流れを簡単に説明します。
1.紙の刷り版の表(四角に切り抜いた部分)に、ダイヤモンドスクリーン(インクを透す紙)をしわがよらないように、のばして張る。張り方は下記の図1・図2の順にテープを張っていきます。
2.下絵にワックスを全体に塗り、グランド原紙(インクを透さない紙)のツルツルしたほうを上にして、中に空気が入らないように乗せます。図3は乗せた状態です。
3.図4のように、白の部分をアートナイフで切り、表面のグランド原紙(インクを透さない紙)を取って行きます。
バルーンの編み目模様は、最初にバルーンを丸く切り抜き、グランド原紙(インクを透さない紙を細かく切って線上に乗せていきます。
4.抜き取る作業が終わったら、下絵(図4)を位置合わせに置き、刷り版の上部をかぶせる。上からアイロンを当てて、グランド原紙(インクを透さない紙)をダイヤモンドスクリーン(インクを透す紙)に貼り付けます。
5.新聞紙を刷り版の間に置き、ガーゼに灯油を湿らせて版を拭き、ワックスを拭き取ります。
6.刷り版内部の左端に細く切った新聞紙をつける。
7.ゴムローラーを転がし、ローラー全体にインクを付けます。
8.刷る前に、インクが均一の厚みで刷り上がるまで、数回新聞紙などで、試し刷りをします。
9.インクが均一になってきたら、はがきを位置合わせにのせて刷ります。
10.刷り上がった作品を乾燥させれば完成です。
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Copyright©2015 Mika Kuroki